公共・法人のお客様CUSTOMER

クラピアのグリーンカーペットには地表の温度上昇を和らげる効果があり、市街地のヒートアイランド対策や、乾燥地の緑化植物としても活用されています。多くの機能と環境対応能力を持つクラピアは、サステナブルなグランドカバーとして、公共、民間問わずさまざまなシーンに導入されています。

01工場・倉庫

推奨:専用防草シート工法
防草対策と美観の向上を同時に叶えながら緑地の維持管理コストも低減できます。クラピアが全面に被覆した後はある程度の踏圧がかかっても生育維持できますが、不特定多数の人が立ち入る広場などは状況に応じて別の工法をご提案させて頂きます。

02道路・ロータリー

推奨:専用防草シート工法
周辺が雑草地の場合が多い道路周辺緑地帯では、専用防草シートを併用することで除草費用が低減でき、クラピアにより景観が改善します。
雑草発生が減ることで視認性も向上し地域の安全にも貢献できます。

03建築・商業施設外構

推奨:専用防草シート工法
建物回りで日当たりの良い緑地や駐車場などで導入頂いています。
中でも踏圧がかかることの少ない緑地帯などでは維持管理の手間が減らせる「専用防草シート工法」をお勧めします。
イベントで使用する広場など、継続的に強い踏圧がかかる場所での使用については状況に応じて直植え工法をご提案しています。

04公園

推奨:専用防草シート工法 / 直植え工法
公園の外周部や遊歩道など踏圧の少ない場所での使用は雑草低減と維持管理の手間を減らせる「専用防草シート工法」をお勧めします。
クラピアが全面に被覆した後はある程度の踏圧がかかっても生育維持できますが、人が立ち入る広場などでの使用については「直植え工法」をご提案しています。公園中心部や遊具周りになど集中的に踏圧のかかる場所ではクラピアが擦り切れるので推奨しません。

05太陽光発電所

推奨:専用防草シート工法
人があまり立ち入らないソーラー基地には専用防草シート工法が最適。緑地維持管理費が軽減し、景観が向上します。
土留め効果が非常に高いことから傾斜地での導入実績も多くあります。
クラピアは地表温度を下げる効果もあり、土やほこりも立ちにくくなるため、パネル表面の汚れを抑止。発電効率もアップします。

06河川周辺

推奨:専用防草シート工法
周辺が雑草地の場合が多い河川周辺では、専用防草シートを併用することで除草費用が低減でき、クラピアにより景観が改善します。
道路沿いの河川では視認性も向上することで地域の安全にも貢献できます。
住宅外構、畦畔、ハウスなどでの活用事例はこちらをご参考下さい

事例

メリット

注意点

直植え工法

事例

メリット

土に直接クラピアを植えるスタンダードな植栽工法。雑草がない状態でクラピアを植える場合に推奨する工法です。 広がったクラピアが直接地面と接しているため早くに根をおろすことができ、土と密着することで個人庭など、ある程度の踏圧に耐えることができます。

注意点

・植えてから全面に被覆するまでの間は土が露出しているため草抜きが必要です。 生えてしまった雑草は種を付ける前に抜き取ってください。
・クラピアを植える前、雑草が多かった土地では全面被覆後も草抜きが必要です。
・地下茎がないため芝と比べると耐踏圧性は若干劣ります。

専用防草シート工法

事例

メリット

クラピア専用防草シートを併用した植栽工法。粗放管理を目指す場合、 元々雑草が多い場所や傾斜地をクラピアで緑化したい場合に推奨する工法です。 クラピアと専用防草シートを併用することで雑草抑制効果が高まり、長期にわたり雑草発生を低減。緑地の位置管理コストを削減します。 クラピアがシートの上を被覆すると シートは見えなくなり、雑草発生と侵入を防ぎます。

注意点

・クラピアの根を土まで通す「クラピア専用防草シート」 をご使用ください。
※市販品の防草シートは広がったクラピアの根が通りません。一部通根できる場合も衰退のリスクが高まります。
・直植え工法と比較すると踏圧に弱く、休眠が早くなります。
・公園のイベント広場や遊具周り、ドックランなど、不特定多数の集客を予定する場合や強い踏圧が見込まれる場所には適しません。全面被覆後であれば修景地や個人庭で使用頂く踏圧は問題ありません。

日当たり

クラピアは日当りの良い場所を好みます。日陰や日照が少ない場所では生長までに時間がかかり、光を求めて草丈が高くなったり、場合によっては全面被覆までに期間を要します。 芝よりも短い日照時間で生育は可能ですが、緻密でマット状の草丈が低いクラピアを求める場合は半日以上の日照が必要です。

土壌の性質

クラピアは適度に「保水性」があり「排水性」の良い土壌を好みます。水はけの悪い粘土質、真砂土、水はけ良過ぎる砂質の場合はクラピアの生育を良くするため土壌改良を推奨します。砂質の場合は追肥頂くことで生育が改善する場合もあります。

踏圧について

全面に被覆後は上を歩いたり踏む事ができるグランドカバーで、踏まれる事で葉が小さくなり、より緻密なマット状に繁殖して花数も少なくなるという特長があります。
地下茎を持たないため、芝生が擦り切れるような場所ですとクラピアも擦り切れてしまいます。
公園や園庭の遊具まわりや、日常的に不特定多数の人が立ち入り芝生でも生育が難しい場所での使用は推奨していません。
生育途中に踏圧をかけるとストレスとなり、生育が遅くなり擦り切れの可能性があります。直植え、シート併用工法に関わず、全体に広がるまでは踏まずに生育させて下さい。

植付当日に踏圧をかけるのは浅植えを回避するために苗と土と密着させることを目的としています。草丈を低くするためではありません。

生育可能な気温

クラピアは年間を通して生産~出荷されていますので、通年を通してご注文可能です。
生長には「日平均気温15℃以上」の気温が必要となり、それ以下の場合は生育が遅くなるか、植えても広がりません。特に寒冷地や標高の高い地域では春を待って植え付け頂く事を推奨しています。

北海道、東北地方の内陸部、標高1,000メートル以上の地域、氷点下10度を下回る地域では越冬できない可能性がありますのでお勧めいたしません。

事前除草の重要性

クラピアは雑草に比べて草丈が低く、雑草の陰になると生育ができなくなりますので、事前除草と、全面被覆するまでの草取りは重要です。全面被覆して厚い層を形成すると、光が地面に届かなくなり、芝と比べて他の草の発生を少なくすることができます。

【さらに防草効果を高めるには…】
表面に草が無くなった状態でも、雑草の種は多数残っています。
防草効果を高めたい方や、被覆までの草取りの手間を省きたい方は「クラピア用防草シート」の併用をお勧めしています。防草シートを併用することで雑草の発芽を抑制し、長年に渡って防草効果を維持することができます。

クラピア10の特長については
こちらをご参考下さい